「運動器の健康・日本協会」では、毎年、全国各地の団体・機関などが行っている運動器の健康増進活動の中で最も独創的かつ優れた活動に対して、「運動器の健康・日本賞」という賞を顕彰しています。この賞は、全国の子どもから高齢者まで、広く国民の皆さんに、骨や関節、筋肉、靭帯、腱、神経など、身体を支えたり動かしたりする器官(運動器)の健康の重要性を知ってもらうことを目的として作られました。
このたび、雲南市地域運動指導員事業の効果・実績が評価を受け、「運動器の健康・日本賞」の奨励賞を受賞しました。
「運動器の健康・日本協会」ホームページに「2023年度運動器の健康・日本賞 審査結果」が紹介されています。また、審査員の選評ページにて、それぞれ選考理由について審査委員の方から文章をいただいていますので、地域運動指導員事業部分の文章のみ全文掲載します。※「運動器の健康・日本協会」ホームページの「運動器の健康・日本賞」のページはこちらから
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【応募事業・活動の名称】「地域運動指導員」とともに進める、持続可能な運動器の健康地域づくり
島根県雲南市では地域の高齢化や人材不足などの課題に対応すべく、「地域運動指導員」を通じた健康・体力づくりが行われている。26年前の1997年から始まったこの活動は住民ボランティアであり、身体教育医学研究所うんなんと雲南市による育成により、身近な人々への「運動指導」や「声掛け」により身体を動かす「楽しさ」と「大切さ」の普及に努めてきた。新型コロナという試練も乗り越え、これまでに計186名の地域運動指導員が誕生し、活動を続けている。昨年度の「運動指導」回数は660件(延べ参加住民5,692人)、「声掛け」人数は延べ19,552人に及ぶ。この活動は介護予防のみならず運動器の健康づくり活動を正しく体現したものである。
地域共生社会の重要性が叫ばれており、各地で様々な取り組みが始まっている。雲南市での地域運動指導員はその先駆けの一つであり、運動器の健康の意義を示してきた取り組みといってよいだろう。奨励賞に相応しい活動である。(審査委員:竹下 克志)
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今年で25周年となる地域運動指導員事業ですが、これまでの活動ノウハウと成果を踏まえながら、今回頂いた賞を励みに、これからも指導員の定期的な養成に取り組み、地域全体への身体活動、運動の波及を目指して、指導員の皆さんと共に活動を進めていきたいと思います。
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