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お店の身近さ、たんぱく質摂取量と関連 ― 中山間地域において食環境を考慮することの重要性を示唆 ―

【プレスリリース】 概要とポイント


•居住環境を考慮した食の支援が求められる中で、高齢者の健康に重要なたんぱく質摂取と中山間地域の食環境の関連性を検討した研究は存在しませんでした。

•我々は中山間地域である島根県雲南市を対象に調査を行い、近隣食環境とたんぱく質摂取量との関連性を検討しました。

•その結果、自宅がコンビニエンスストアから遠いほどたんぱく質の少ない摂取量に有意な関連性がありました。

•また、近隣 400m にバス停がないことはたんぱく質の少ない摂取量に有意に関連していました。

•この研究は、初めて中山間地域における近隣食環境とたんぱく質摂取量の関連性を報告しました。

•中山間地域在住高齢者のたんぱく質摂取の促進を目的とするアプローチには,コンビニやバス停との関連から見るアクセシビリティ(近接性)に配慮した支援策の構築が必要であることが示唆されました。



論文掲載情報

この論文は、栄養学雑誌(79巻1号3-13ページ)に掲載されています。 公開日 : 2021年2月 24日(水)





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