健やかな育ちを支えるデータベース
研究所では、子どもの心身の健やかな発達支援に向けて、子どもの健康に関わるさまざまな調査結果のデータベース化を進めています。
例えば、幼児期の子どもを対象にした体力測定「わくわくうんなんピック」のデータは、平成24年度から子どもたちの体力傾向を経年的に把握するため継続して積み上げています。この仕組みにより、新型コロナウイルスの流行期では、子どもたちの体力の変化にも素早く気付ことができました。さらに、関係機関とその状況を共有することで、具体的な対策にもつなげることができました。
さらなるデータの利活用に向けて
現在、雲南市教育委員会や島根大学と連携しながら、小中学生の学力、体力、生徒実態調査などのデータを集約・連結・分析できるデータベース化を進めています。雲南市がめざす子どもの姿を見据えたデータの分析作業を進め、その結果を踏まえさらなる取り組みへと生かすことを目的としています。このような仕組みは全国的にも例が少なく、雲南市ならではの先進的な取り組みとなっています。
子どもたちの育ちを支える仕組みとして、こうしたデータベースを生かした取り組みが定着していけるよう、今後も地域や関係機関の皆さんと連携を取りながら、子どもたちの健康づくりや課題解決に役立つデータ活用支援に取り組んでいきます。
雲南市校長会で取り組みを紹介する様子
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