市報うんなん連載「​こげなことしとーます研究所うんなん」4月号記事

新型コロナウイルス流行期の子どもの体力

 雲南市では、子どもの体力や運動能力向上、健全な生活習慣定着を促すため、幼児期から楽しく体を動かすさまざまな取り組みを行っています。

 中でも幼児の体力・運動能力調査(わくわくうんなんピック)は平成24年度から継続して行っており、前年度は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策として、3つの密の状況を避けながら園・所、地域、行政が普段以上に連携を図り、安全に配慮して測定を実施することができました(今年度の様子を研究所うんなんのホームページで紹介しています。ぜひご覧ください)。

 これまでの結果では、雲南市の子どもたちは、「走る・跳ぶ・投げる」といった基本的な運動能力について、標準的な体力を維持しながらも年々少しずつ向上していく傾向が見られていました。

 ところが令和2年度は、感染症対策によるさまざまな活動制限が、日頃の遊びの経験の減少につながったのか、「投げる(ソフトボール投げ)」動作の結果が例年に比べ全月齢において低い傾向が見られました。

今こそ無理なく楽しく身体活動

 体力は、体を思いどおりに動かすためだけでなく、病気にかかりにくくするためにも必要なものです。子どもの健やかな育ちに体力の維持・向上は欠かせないものです。また、日頃のさまざまな活動や遊び、経験を通じて子どもの体力は形成されます。

 とはいえ、これまでの分を取り戻そうと、急に普段よりもたくさんきつい運動を行うとけがの危険性を高めたり、運動が嫌い(苦手)になってしまったりします。

 子どもたちは、長引く感染状況の中、不安やストレスを感じているかもしれません。4月は年度の始まりで、新しい生活に慣れるよう心も体も準備が必要です。まずは家の周りの散歩などで、春を感じながら少しずつ体を動かし、ゆっくりとスタートしてみてはいかがでしょうか。

2021年04月13日