皆さんは、運動遊びと聞くとどんな遊びを思い浮かべますか。調べてみると、子どもが「楽しい」「面白いからもっとやりたい」「あんな風にできるようになりたい」と心から思って自ら体を動かすものだそうです。幼少期に体を動かす遊びを十分に行うことは、生涯にわたって健康な生活を送る基盤づくりになります。子どもにとって運動遊びはとても重要なものです。

 一方で、近年子どもを取り巻く生活環境が変化(少子化や遊び場の減少)し、体を動かす機会が減少しています。

 そこで、雲南市では子どもが多くの時間を過ごす保育施設を中心に、家庭や地域と連携しながら体を動かして遊べる環境を確保しようと雲南市幼児期運動プログラムに取り組んでいます。

 昨年度末、このプログラムを活用した運動遊びの事例を一冊の本『学生と保育者のための運動遊びハンドブック(編:梶谷朱美 島根県立大学教授、藤原洋子 雲南市教育保育指導員、西川喜久子 身体教育医学研究所うんなん運動指導士、野津道代 のぞみ保育所研究所所長、安部孝文(執筆協力者)島根大学助教)にまとめました。子どもが楽しくて思わず体を動かす事例の一つに身近な自然の遊びがあります。先生が、初めての運動遊びに戸惑っていた子どもを川遊びに誘うと、カニやザリガニを見つけるために土手を下ったり、水の中を歩いたり、石を積み重ねたりして夢中で遊びます。幼少期は、初めてのことへの抵抗感や苦手意識等が芽生える時期ですが、興味のあることを通して主体的に遊びを創りだすことができる頃でもあります。ハンドブックには、子ども自ら体を動かす工夫がたくさん掲載されています。

今後も地域全体で子どもの運動遊びの環境を支えていきたいと思います。

『学生と保育者のための運動遊びハンドブック ~感じて、気づいて、考えて、子どもと共に創る運動遊び~』は書店でも販売しています。